noguchiakanaのブログ

どこの界隈にも長居する気がないにわか気質の「愚痴垢なの」です

休みだったから

近所を散歩した。近所の人に声を掛けられた。

近所の人「○○ちゃん、今△△△×××××~(個人情報)なんだって?」

私「へー。そうなんですね」

近所の人「知らなかったの?」

私「全然会ってないんで。5年くらい」

近所の人「え」

 

いろいろ積み重なって縁が切れた。とは言えない。言ったものなら近所にブワアアァァッと広まってあることないこと噂が流れて面倒くさくなる。田舎のよくないところは中学までの交友関係を近所の人たちに知られていること。ほんと厄介。

そもそも友達だったかすら怪しい。というかお互いに友達の定義が乖離しすぎていたから縁切りに至ったんだと思う。「ただの親しいオタク知人の一人」がしっくりくる。

とりあえず「その人」と表記しておく。

 

あれ?と最初に思ったのは高校生のとき。

全く以て心当たりがないが「その人」に無視されることが数日続く。共通の友達(?)も理由がわからない。ある日突然手紙を手渡される。帰宅してから一人で読めと言われるがその場で開封。どうやら私に彼氏がいるという噂が流れているらしい。「その人」は「友達ならそういう大事なことは話してくれると思ってた。話してくれない=友達だと思っていたのは私だけだったの?彼氏とどうぞお幸せに。さようなら」みたいな内容でそこら辺の人に読ませたら噂のことだけは教えてもらえた。首謀者の名前はいくら聞いても誰も答えてくれなかったが。

彼氏が出来たら友達には報告するものなのか?少女漫画の読み過ぎじゃねえの?と首を傾げた。え?友達に「おめでとう!」って言ってもらうものなの?そもそも自分だけが知らなかったわけじゃないなら絶縁状を叩きつける必要性ってどこにあるの?と呆れかえってこちらも無視し続けて約1週間後に勘違いを謝られた。

 

それから数年後。

当たり前だけど、それぞれの進学先で交友関係ができる。どうやら「素性がなんとも言えない男」と付き合って別れるを何回か繰り返したらしい。全て過去になってからそんな話を聞かされた。おそらく彼氏がいた時期に私は「その人」と会っていた・連絡を取っていたけれどそんな話は一つも聞いていない。つまり、私と「その人」はその手の報告をする間柄ではないとお互いに認識していると「私は」思っていた。

申し訳ないけれど他人の恋愛事情なんて毛ほども興味が無い。

 

そして2年(もしかすると3年)後。

年末近くに兄が帰省した。私が外出中に電話がかかってきて兄が「はい」と出た途端に切られたとのこと。ただの失礼な間違い電話なんていちいち記憶に残らない。年明け後、しばらくの間「その人」に連絡しても無視され続けた。忙しいのかなと私も連絡を控えた。それから数ヶ月後、「その人」から連絡があって会うことになった。どうやら電話に出た男性の声を聞いてショックを受けたらしい。彼氏がいることを隠されたと。ところがよくよく考えてみたら兄かもしれないと気付いた。なんかすっごい傍迷惑。隠すも何もただの勘違いにこちらが言い訳する必要も無いし。というか自分はその手の報告はしないけれどこちらには求めるんだな。「その人」にとって友達とは対等ではなくて自分が優位に立てる存在のことなんだと思った。

 

ここまでで前半。